”賭けを明確にする”とは
投資をする際に「多くの人がやっているから」「なんとなく良さそうだから」という理由で銘柄を決めていませんか?
塾長「いいわけないだろ!!」
結局、トレードもポーカー同様に期待値を追うゲームです。
漫然とトレードをしていると、一時的に儲けが出ることがあっても、長期的には損をします。
賭けを明確にするということは、不確実性の中で期待値を見積もり、意思決定を行うことです。
これは、テキサス・ホールデムポーカーにおいて相手のハンドやコミュニティカードがわからない中で、様々な可能性を考慮し期待値を予測して意思決定を行うことと非常によく似ています。
短期トレードであろうが長期トレードであろうが、基本的な考え方は変わりませんが、回数が多くなるほど期待値へ収束するため、この考え方が重要になります。
何に賭けているのかを明確にするメリット
リスクリワードを考える上でのスコープを設定
漫然とトレードを行うと、エントリーやクローズの意思決定においてどのパラメータを考慮すべきかが不明確になります。将来の株価は様々な要因で決まりますが、スコープを設けずにそれら全ての要因を考慮するのは困難です。
スコープを設定することで、リスクリワードを高精度で見積もることが可能になります。ただし、初めから高精度を期待するのは難しく、ある程度の経験が必要になります。経験の積み方については別記事で解説します。
投資期間の目安となる
何に賭けているのかが明確であれば、投資期間も決まります。
短期であれば、特定の日の決算発表に賭ける、長期であれば継続的な増配に賭けるなど、様々な投資対象があります。
投資期間が決まると資金配分のスケジュールもしやすくなり、資金効率もあがります。
撤退の基準が明確になる
損切や利確の意思決定は非常に難しいです。ただ漫然と利確や損切を行うと、期待値的に美味しいトレードをしていても、長期的には期待値に収束しなくなります。
賭けを明確にして、負けが確定したら撤退することで、長期的に見たときに結果を期待値に収束させることができます。トレード成績も自ずと良くなります。
塾長の具体例
この記事を執筆している時点(2024/08/03)で、塾長は米国市場がハードランディングすることに賭けて、証券コード: 2621 iシェアーズ 米国債20年超 ETF(為替ヘッジあり)を大量に保有しています。
現時点の米国の短期金利は5.5%で、日本は0.25%です。
金利差により毎年約5%ずつ為替ヘッジコストや手数料等でこの銘柄の価値は減価していきます。
つまり、塾長は減価される前に米株式市場が減速し、長期金利が大幅に下がることに賭けています。
米国経済指標は明らかに減速傾向にあり、短期金利引き上げはFOMCも毛頭考えてなさそうなので、リスクリワード的に有利であると見ています。
他にもdiscordコミュニティではこんな感じで何に賭けようとしてるか
よく経済アナリストとかが年内にいくらいくらになるとかの予想出してますが(おそらく当人たちもバカバカしいと思いながら聞かれてるから答えてるだけだと思います)、そういう将来の価格予想はホントにしょーもないです。当たろうが外れようが評価に値しないです。むしろこの何に賭けているかを明確にするプロセスのセンスをこそ評価すべきだと塾長は考えてます。
何に賭けているのかを明確にする訓練になるボードゲーム
ニムト
ニムトは7並べのような戦略性の高いゲームです。
秋葉原駅徒歩4分 道楽塾スペース ではニムトのルール説明からプレイまで行うことができます。
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塾長もゲームに参加するかも…?
投資やトレードの話を目的に来店される方も多数おりますので、是非一度足を運んでみてください。
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